COLUMN

● 動画制作の相場はどのくらい?

● 企画関連費と演出家、プロデューサー

動画制作にあたってまず大事なのが、どんなストーリーにするかという事です。
場所、人物、セリフをどんなものにすれば目的に合う動画になるかを企画するのがいわゆるプランナーです。
この企画にかかる費用が企画関連費です。
企業側でこういった企画ができるのであれば企画関連費は省くことができます。
しかし、完成した動画を見た人が興味を持つように組み立てるのは簡単なことではありません。
餅は餅屋と言われるように、プロならではの品質があるものです。
多くの場合は、企画プレゼンとしていくつかアイデアを出してもらい、その中から一番いいものを選ぶようです。
企画関連費は動画の長さや本数によって変わります。
有名クリエイターが手掛けるとなるとその分高くなりますが、基本的な相場としては15秒で3万円~、30秒で5万円~、それより長くなると10万円以上、を目安にするとよいでしょう。
また、企画の内容を確認する企画コンテは別料金となります。
企画が決まったらロケ地や演出家、出演者、カメラや大道具などを決めなければなりません。
それらを決めたり管理をするのがプロデューサーです。
そして映画でいうところの監督にあたるのが演出家です。
プロデューサーと演出家は作業時間や人にもよりますが、それぞれ10万円以上はかかります。

● サポートスタッフと撮影機材

企画の大きさによって大きく変わってくるのがサポートするスタッフの人件費です。
一部を紹介すると、プロダクションマネージャーと言われるプロデューサーのアシスタント、カメラマンとそのアシスタント、照明技師とそのアシスタント、出演者、スタイリストやヘアメイク、美術デザイナー、ロケ地のコーディネーター、車両部と言われる車の手配や運転をする人、録音部と言われる音やセリフを高品質で録音する人、カメラや照明機材のレンタルをしてくれる機材屋さん。
また、食べ物や飲み物を撮影する場合にその見た目をよくするクッキングスタイリスト、動画の編集をするエディター、最終的に音のバランスを整えるミキサー、BGMや効果音を作曲する音楽屋さん、ナレーションが入る場合はナレーターも必要です。
他にもいろいろなスタッフが必要になる事もあります。
多くのスタッフは一日単位で人件費が発生します。
時間は8時間で計算しますが、撮影が長引いて遅くまでかかった場合は翌日の仕事にも影響するため、1日分に加えて半日分や、2日分の人件費がかかることがあります。
人件費以外にも、撮影をするためには撮影機材をはじめ、照明機材、ロケ地やスタジオ費用、美術費、音楽や効果音の費用、等も必要になります。

● 編集と納品にかかる費用

編集にもお金がかかります。
まず仮編集で、撮影したカットのどの部分を使用するか選んでつなげていき、本編集で色味やエフェクトの調整やタイトルなど、最終的な仕上げに向けての編集を行います。
その後、ナレーションを入れたり、音楽と声や効果音などの全体の音のバランスを調整する、MAという作業を行います。
これらの編集作業は、基本的に編集マシンが置いてある編集スタジオという部屋で行われます。
使用する編集マシンによっても変わってきますが、編集スタジオの相場はだいたい1時間5万円くらいです。
さらに、納品にあたってもお金がかかります。
CMなどの場合は、放送局に納品するためのメディアを用意するプリント費がかかります。
Web上にアップする場合は、動画のフォーマットを調整する作業が必要となり、コーディング費用がかかります。
手元に置いておくためのDVDやブルーレイなどの費用もかかります。
動画制作を考える際には見積もりを確認し、広告制作料金基準表というものがあるので、そちらと見積もりを照らし合わせながら、内容を確認する必要があります。
最近では、少人数で多数の役割をこなし人件費を抑えて作成する会社もあります。
価格も重要ですが、作りたい内容と、そのために必要なクオリティーに合わせて制作会社を選びましょう。