今後の動向が期待されるTikTokのライブ配信とは? 企業のTikTok活用方法についても解説

TikTokとは

TikTokは15秒~1分以内の短い動画を作成し投稿できる動画プラットフォームです。動画を撮影する際の設定で0.5倍速、2倍速等速度をかえることができたり、BGMを設定できるのも特徴です。ショートムービーアプリの中で最も成長しているもののひとつで、2021年にはInstagram、Messenger、WhatsApp、YouTube、WeChatと並び月間アクティブユーザー世界10億人を突破すると予測されています。日本でも約950万人の月間アクティブユーザー数を抱え、SNSの中ではLINE、Twitter、Instagram、Facebookに続く第5位のユーザー数を獲得しています。

TikTokライブとは

TikTokライブは、そんなTikTokのライブ配信機能です。現在はフォロワー数等によって判断された約2,000名の著名なTikTokerにしか解放されていない機能で、一般には解放されていません。

1.TikTokライブの見方


タイムラインを見ている際に、そのユーザーがライブ配信をしている場合アイコンで分かるようになっています。またTikTokライブによるイベントが企画されることもあり、特に2020年は外出自粛により、在宅時間をすごすためのライブ等様々なオンラインイベントが開催されました。

2.TikTokライブの今後


2021年1月からTikTokライブ配信者向けに投げ銭を行える機能が追加されることが発表されており、TikTok配信者の収益化モデルが完成する予定。Instagramも2020年10月から一部ユーザーに限りライブ配信者の投げ銭機能を実装しましたが、TikTokもそれに続く形となりました。いずれにしても、TikTokライブ配信機能の一般ユーザー開放はまだ先になりますが、短い期間で機能のアップデートが起きていて、今後の動向にも目が離せません。

企業のTikTok活用例

そんな10代~20代が中心と思われていたTikTokですが、最近ではその親世代にもユーザー層が広がり、幅広い年代で使われるようになってきています。そこでTikTokを用いた認知拡大・プロモーション施策を行う企業も増えています。企業のTikTok活用方法について紹介します。

1.ユーザー参加型プロモーション


商品の広告動画をユーザーがつくり、その動画に指定ハッシュタグをつけて投稿することでコンテストに参加できるというキャンペーン。コンテスト入賞者の動画が実際の企業の広告プロモーションに使われたり、公認クリエイターの資格を得られるなど、ユーザーのクリエイティブ欲をうまく刺激することでユーザー起点のコンテンツを生み出すことに成功しています。

2.ストーリー仕立てのコンテンツによるファンづくり


連続ドラマのように、3話完結の短い動画を投稿することで、ユーザーが定期的に訪れる仕組みをつくったPR。何度も見ることでユーザーが動画のストーリーやキャラクターに愛着を持ち、自然とファンコミュニティを形成できます。

3.ダンスお題でバズをつくる


TikTokでよくみられるダンス動画。TikTokで通称「シリシリダンス」と言われるダンスが大流行し、踊った動画をアップするユーザーが多く見られました。企業のプロモーションにおいては、オリジナルのBGM、フィルター、振り付けを作り、それをユーザーに投稿してもらいキャンペーンに参加できる仕組にすることで、企業(商品)の認知拡大を狙います。これもユーザー起点のコンテンツづくりに成功している例です。

企業のTikTok利用が広まっている理由

最近の企業のTikTok利用が広まっている理由はいくつか考えられます。

理由1 ユーザー層が拡がったから


前述のように、TikTokは10代~20代の若者層だけでなく、30代~40代にも拡がりつつあります。そのため幅広い年代層をターゲットとする企業がプロモーションに利用するようになってきたといえます。

理由2 大きなバズを作れる可能性があるから


2020年話題になったアーティストYOASOBIの「夜に駆ける」は、YouTubeの再生回数が1.3億回に対し、TikTokでは5億回以上。TikTokのほうが動画が短いぶん伝えられる情報は少ないですが、拡散されやすく、他の動画プラットフォームやSNSと比較してより大きな認知拡大を狙える可能性があります。

まとめ

TikTokのライブ配信機能と、企業ユーザーのTikTok活用について解説しました。まだまだユーザー数の伸びが期待されるサービスであり、システム開発や機能のアップデートなど、今後の動向に目が離せません。新しい動画コンテンツの発信ツールとして、活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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