企業の新卒採用に活用 効果的なWeb会社説明会とは

Web会社説明会とは

Web会社説明会とは、オンラインで行う採用活動時の会社説明会です。2020年は、コロナの影響による外出自粛期間が新卒の就職活動期間と重なり、従来行われていた合同説明会や、会社に訪問しての集合研修型会社説明会が開催できなくなりました。このことで、会社説明会をウェブでのライブ配信や動画に置き換えた企業が複数見られました。会社説明会は、多数の参加者に向けて行う情報伝達がメインの機会であるため、実はインタラクティブな部分が少なく、オンライン配信でも十分機能することが分かりました。

Web会社説明会開催2つのスタイル

Web会社説明会には大きく分けて2つの方法が見られます。

1.ライブ配信


YouTube Liveなどで会社説明会の様子をライブ配信するスタイルです。リアルタイムで開催されるため、チャット等を通じてタイムリーに質問に答えることができます。

2.アーカイブ配信


動画を撮影し、録画した映像を配信するスタイルです。リアルタイム性はありませんが、参加者はいつでも自分のタイミングで見ることができます。ライブ配信で開催された説明会も、アーカイブとして残し、事後も閲覧できるようにしている企業も見られます。

Web会社説明会のメリット・デメリット

Web会社説明会と従来の会社説明会を比較した場合のメリット・デメリットをお伝えします。

1.メリット

①コストを削減できる



従来の集合研修型の説明会では、会場の準備、資料の印刷と配布、参加者への当日案内、アンケートの回収、終わった後の会場片付けと、多くの人手とコストがかかっていました。しかしオンラインにすることで、会場は不要、資料もデータ送付で完了し、参加者への案内もURLを送るだけで済むようになります。オンラインにすることで多大な手間を省くことができるため、開催回数を増やしてより多くの母集団形成につなげることもできます。

②一人ひとりとの交流の場を持てる


集合型で開催すると、質疑応答の時間を設けても手を挙げて質問する人はわずかです。しかしオンライン配信にすることで、チャット・コメントでリアルタイムに、気軽に質問することができるようになり、むしろ一人ひとりの声を拾いやすくなります。

③場所に関係なく参加できる


地方の求職者・就活学生は都心の会社の説明会に参加するのが難しく、企業にとっても、求職者にとっても機会損失になっていました。ですが、オンライン開催にすることで場所に関係なく気軽に参加できるため、求職者も選択肢が増え、企業もより幅広い地域との接点を持つことができます。

2.デメリット

①途中で離脱しやすくなる


会場にいると途中で退室する人はまれですが、オンラインでの参加だと、つまらないと思えば画面をオフにするだけで離脱できてしまいます。企業側は、参加者に興味を持ち続けてもらえるようなコンテンツ作りが必要になったと言えます。

②反応がみえにくい


相手の顔が見えづらく、反応が分かりにくいのはデメリットです。YouTube Liveでの一方通行の配信の場合は相手の顔が全く見えないため、チャットから推し量ることになります。Zoomのような双方向型の配信の場合でも、一度に画面に映る人数が決まっており、相手が画面をオフにしていると相手の様子が見えません。理解度を測りながら内容を変える登壇者の場合、相手の反応が見えづらいことで、進めづらさを感じるかもしれません。

③通信環境によって情報が正しく伝わらない可能性がある


相手の通信環境によって、配信した内容が見られない場合があります。同様に、配信側の通信環境にトラブルがあると配信自体ができなくなってしまうリスクもあります。配信トラブルがあった際の対応を決めておくこと、また動画で残すことで、参加者側で映像が途切れてしまった場合も後日閲覧できるようにするなど、機会損失にならないような対応を準備しておくことが必要です。

採用に効果的なWeb説明会開催のポイント

より多くの求職者に参加してもらい、母集団形成、採用につなげるためのポイントを解説します。

1.選考参加への動線説明と動機付けを行う


ウェブ説明会の場合、説明会終了後のネクストアクションが分かりづらい場合があります。説明会参加時や説明会後のアンケートで連絡先を取得し、次の選考でどのような内容をいつ実施するのか、案内をしっかり行いましょう。

2.説明会を定期的に開催する


開催にコストがかからないWeb会社説明会だからこそ、回数を増やして開催しましょう。できれば曜日・時間固定の定期開催にすると、参加者側もいつ参加すればいいか予想がつきやすいのでベター。また同じ説明会だけでなく、オンラインでカジュアルに質問できる機会等を設けることで、2回目以降参加してもらい、関係構築につなげることもできます。

まとめ

外出自粛が緩和されたのちも、Web会社説明会を継続する企業が多数見られました。また、コロナ終息後も会社説明会と一次面接まではオンラインで実施したいという企業の声も多く聞かれています。Web会社説明会は、新卒向けの採用活動として新しいスタンダードになったといえるのではないでしょうか。

しかし、本文でも説明したように、参加しやすいのと同様離脱しやすいのがWeb会社説明会の特徴。参加者に興味をもって最後まで見てもらえるコンテンツにするためには、コンテンツの企画、配信側の練習が必要です。SKYTOPでは、企画から配信までワンストップでのライブ配信サポートを行っています。これからWeb会社説明会を検討されている企業様は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

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