商品・サービス紹介動画のポイント 制作会社に依頼するときの注意点

商品・サービス紹介動画とその活用方法とは

自社の商品やサービスを伝えるのに、動画を活用したいと考えるマーケティング・営業担当の方も多いのではないでしょうか。動画は静止画やテキストに比べて同じ時間で5,000倍の情報量を伝えることができ、ITサービス等無形で言葉の説明だけでは想像しづらいサービスを紹介するのに特に有効です。飲食店や食品メーカーがシズル感のある映像で消費者の購買意欲を刺激するのにも有効でしょう。動画でなければ伝わらないような複雑な情報や、動画だからこそ伝えられる臨場感を表現したいときに、商品・サービス紹介動画は有効です。

商品・サービス紹介動画の活用方法は目的に応じて様々です。プロモーションが目的であれば、テレビCMやウェブ広告など。操作マニュアルを見せることが目的であれば、ウェブサイトやYouTube、専用のプラットフォームに解説動画を掲載し、ユーザーにタブレットで見てもらう使い方もあるでしょう。

どのような目的で、どのようなユーザーが、どんな場面で動画を利用するのかを決めて、動画制作にとりかかりましょう。

商品・サービス紹介動画制作のポイント

効果的な商品・サービス紹介動画制作のポイントについてお伝えします。

ポイント1 ターゲット顧客、動画の目的を整理する


前述のように、まず誰を対象とした動画なのか、動画を見てどんな目的を達成したいのかを始めに決めましょう。BtoB企業であれば問い合わせやウェブサイト訪問、BtoC企業であれば購入など、動画を見た人にとってもらいたい行動が動画の目的になります。操作方法を伝えることが目的であれば、見た人が商品・サービスの使い方を理解して、自分で使えることが目的になるでしょう。

また、動画を見るユーザーが誰なのかによって、動画の作り方や、動画を配信する媒体が変わります。ターゲットの年齢層や性別、地域、心理状況によって、動画のテンポや色、ナレーションの声、配信するSNSの種類や広告のターゲティングを選択します。

ポイント2 動画制作の投資対効果を検討する


そもそも論ですが、動画を作ることが本当に効果的なのかも考えましょう。動画は商品・サービスを紹介する一つの表現方法であって、制作会社に依頼して作成する、きれいに編集された動画に目覚ましい効果がないこともあるかもしれません。ファッションなどは静止画でも十分魅力が伝わるので、写真をスライドショーで繋げただけのものでもいいかもしれません。ターゲットによっては、ウェブ上でみる動画より、チラシのほうが情報がとどきやすいかもしれません。

動画にすることで明らかに商品・サービスの訴求力があがるのか、動画で配信することでターゲットに情報が届きやすくなるのか、投資対効果を検討したうえで動画制作にとりかかりましょう。

動画制作会社に依頼するときの注意点

商品・サービス紹介動画を動画制作会社に依頼するときの注意点をお伝えします。

注意点1 依頼前に予算と動画の目的の認識合わせをする


動画制作会社に依頼する際、制作活動に入る前に無料のヒアリング・見積提示があります。ヒアリングの際に、どんな目的で動画をつくりたいのか、予算がどれくらいなのかを伝えるようにしましょう。イメージしている商品・サービス動画がテレビCMのように高品質のものや、3DCG技術で編集した動画だったとしても、限られた予算の中では求められる映像品質に限界があります。同じ情報を伝えるのに、アニメーションなら2DCGでも同等の効果が得られることもあります。予算の範囲内で作れる映像野クオリティと、動画の目的のすり合わせをしておくことで、実際に依頼した際、納品物の期待値のずれが生まれにくくなります。

注意点2 制作会社のターゲット理解・商品理解をサポートする


実際に依頼することになったら、まず動画制作会社が、自社の商品・サービスおよびそのターゲットをよく理解できるように情報を伝えましょう。商品を買うのはどのような人なのか、その人はどんな悩みを持っているのか、商品やサービスを購入・利用することでその悩みがどう解決されるのかを伝えます。ITサービスなど、サービスがイメージしにくい場合は実際に使ってもらい、画面を見て操作してもらうのがいいでしょう。

注意点3 企画段階で完成イメージの認識合わせを十分行う


動画制作には、「企画」という工程があります。全体の構成を決めたり、「絵コンテ」と呼ばれる簡単なイラストで動画のイメージを作成したりする工程です。この企画の工程で、完成イメージの認識合わせを十分に行いましょう。

動画は、情報を組み立てるロジカルな部分と、イメージを伝えるアートな部分があり、抽象度の高いアートの部分は、人によってイメージしているものが全く違う場合があります。動画制作を依頼する担当者が、どのような動画にすればいいのか全くイメージがわかない場合はなおさら、「一度完成したものを見ないと意見できない」「完成したものの、全く望ましいものではなかった」という事態になりかねません。すでに世の中にある動画で近しいものや、動画制作会社が担当した過去の動画の中から、イメージに近いものをいくつか選ぶなどすることで、完成イメージのずれを防ぐことができます。

まとめ

商品・サービス紹介動画を制作する際のポイントについてお伝えしました。最近は簡単に動画が編集できる安価なツールやアプリがあり、自社内で編集を行っている方もいるかもしれません。動画広告で効果検証用に大量作成するものであれば自社でクイックに編集するのもいいかもしれませんが、会社の重要なブランディングに関わる動画や、サービス紹介として長く使う動画であれば、制作会社に依頼しプロの編集による動画制作をお勧めします。まずは1つの商品・サービスからでも、動画活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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