YouTubeでライブ配信するには?配信方法を初心者の方にも分かりやすく解説
1.YouTubeのライブ配信サービス「YouTube Live」とは
動画プラットフォームYouTubeでできるライブ配信サービスを「YouTube Live」と呼びます。YouTubeチャンネルを持っていれば誰でも気軽に配信を始めることができます。ウェブ上のブラウザから手軽に配信することもできる一方、外部カメラ・マイクを接続し複数カメラを使ってテレビ番組のように高品質な配信をすることもできます。
様々な配信ツールがあり、どれを選ぼうかと迷っている方も多いのではないでしょうか。YouTube Liveのメリット・デメリットについて説明します。
1-1.YouTube Liveのメリット
YouTube Liveの最大のメリットは、視聴者数の多さです。YouTubeには、世界20億人、日本6200万人(2018年時点)の登録者がいて、多数の視聴者に届けられます。また「ライブチャット」という視聴者がリアルタイムにコメントできる機能があり、配信者と視聴者で双方向のコミュニケーションをとることができるのもメリットです。
1-2.YouTube Liveのデメリット
視聴する人の数も多い一方、配信する人の数も大変多く、埋もれがちなことがデメリットです。YouTube Liveは配信を開始する前に配信予約をし、URLを発行することができるため、事前に告知をすることで見てもらいやすくなります。
1-3.YouTube Liveが向いている配信コンテンツ
YouTube Liveは、視聴者からするとテレビ番組を見ている感覚に近く、チャットでコメントができるとはいえ、一方通行のコンテンツ配信になります。そのため、企業においては株主総会など大人数に対して配信する会社や、カンファレンスでのプレゼンテーション、採用説明会等に向いているといえます。実際、2020年の株主総会をYouTube Liveで実施した企業も多数見られました。
2.YouTube Live配信の準備
準備①配信環境を整える
①Googleのアカウントを作成する
YouTubeチャンネルの開設には、Googleアカウントが必要です。法人でGoogleのサービス利用している場合は法人アカウントを、利用していない場合は任意の無料アカウントを取得しましょう。
②YouTubeチャンネルを開設・ライブ配信を有効化する
アカウントを作成したら、YouTubeチャンネルを開設します。Googleアカウントを作成すると、自動的にYouTubeのアカウントも作成されます。チャンネル名やカバー写真、アカウントのプロフィール画像などを法人用に整えましょう。チャンネル開設後、YouTubeの「クリエイターツール」から、「ライブストリーミングを有効」にします。確認に最大24時間かかるため、ライブ配信目的でチャンネル開設する場合、スケジュールに余裕をもって行いましょう。
③YouTube Liveを配信する際の注意点
YouTube LiveはPCのウェブブラウザ上から簡単に始めることができますが、モバイルから配信できるのはチャンネル登録者数が1,000人以上のチャンネルのみとなっています。チャンネル開設後すぐにははじめられないことが注意点です。
準備②配信コンテンツを準備する
より多くの人に見てもらうためには、録画をする動画制作と同じようにコンテンツの作り込みをすることをお勧めします。配信内容の台本作成のほか、複数人が関わる複雑な配信の場合は香盤表(撮影現場で用いられるスケジュール表のこと)を作成し当日の配信トラブルが少なくなるよう準備します。また、リアルタイムでのテロップ配信や、フレームを準備することでテレビ番組のようなコンテンツ作りも可能です。
準備③配信リハーサルを行う
当日の配信前に、必ず一度リハーサルを行いましょう。全体の流れを確認し、機材トラブルがあったときの対応方針についても整理しておきましょう。
3.YouTube Live3つの配信方法
YouTube LiveはPCのウェブカメラで配信するだけでなく、いくつかの方法で配信することができます。YouTube Liveでできる3つの配信方法について説明します。
配信方法①ウェブカメラ・マイクでの配信
PCのブラウザ画面から配信する方法です。ウェブカメラ・マイクが搭載されているPCで配信することができます。
<配信手順>
1.右上のビデオアイコンから、「ライブ配信を開始」「ウェブカメラ」を選択
2.今すぐ開始するか、スケジュールしあとで配信するかを選択
3.配信動画のタイトルを記載し、公開設定を行う
4.サムネイル用の写真を撮影する(自動で撮影されます。次の画面で写真を変更できます)
5.ストリームのプレビューを確認し、配信を開始する
配信方法②モバイル端末での配信
スマートフォンのYouTubeアプリからライブ配信する方法です。
配信手順はPCのウェブカメラ・マイクでの配信と同じですが、前述のようにチャンネル登録者数が1,000人以上のチャンネルでないと配信できません。
配信方法③エンコーダ配信
外付けカメラ・マイクを使って配信する方法です。複数カメラをつないで配信できるため、様々な構図でコンテンツを作ることができます。
<配信手順>
1.ソフトウェアエンコーダをダウンロードする
※エンコーダとは、外部カメラなどのコンテンツをYouTubeで配信するためのデジタル形式に変換するもののこと。ソフトウェアのもの、ハードウェアのものがあります。ここではソフトウェアのエンコーダについて説明しています。
ソフトウェアエンコーダは、YouTube製ではないサードパーティーから提供されています。YouTubeのヘルプページに、YouTubeの認証を受けているエンコーダの一覧が確認できます。
2.右上のビデオアイコンから、「ライブ配信を開始」「エンコーダ」を選択
3.配信動画のタイトルを記載し、公開設定を行う
4.ソフトウェアエンコーダを起動し、配信URLとエンコーダキーを入力する
5.配信を開始する
4.YouTubeのライブ配信はしっかりコンテンツの準備を
以上、YouTube Liveでのライブ配信の概要と、配信方法について説明しました。YouTube Liveは手軽に配信できる一方、視聴者もテレビ番組を見ている感覚で視聴できるので、離脱もしやすく、視聴者を飽きさせない工夫が必要です。
SKYTOPでは、ライブ配信のプリプロダクション(台本・スケジュールづくり)から当日の配信まで一貫したサポートを行っています。セミナーや会社説明会などで、初めてライブ配信に取り組みたいという企業様は、ぜひ一度お問い合わせください。
SKYTOPのライブ配信サービスについて
無料お見積り・お問い合わせはこちら