SNSライブ配信を企業が有効活用する方法
SNSライブ配信とは
SNSライブ配信とは、各SNSプラットフォーム会社が提供しているライブ配信機能を用いて、スマートフォンやPCカメラからリアルタイムに映像を配信することです。手元のスマートフォンで、誰でも気軽に生放送ができるようになったといえます。
SNSは個人のアカウントに紐づくためプライベートな印象がありましたが、昨今はSNSを使ったPRを積極的に取り入れる企業も増え、ユーザーが普段から触れているツールから直接働きかけられる手法として、企業がSNSライブ配信を取り入れる事例も見られるようになりました。
SNSライブ配信の種類
SNSライブ配信のプラットフォームごとの特徴、機能についてお伝えします。いずれもスマートフォンで利用する場合について解説しています。
Instagramライブ
Instagramは個人向け商品を持っている企業は特に、ECサイトと紐づけしショッピングに直接つながる動線づくりにも活用できます。Instagramライブを用いてライブコマースや商品プロモーションを実践すると効果的です。
■ライブ配信開始方法
①プロフィール画面のアイコンまたはフィード画面の左上に表示される「ストーリーズ」アイコンをタップ
②画面下部に表示される「投稿」「ストーリーズ」「リール」「ライブ」のうち、「ライブ」を選択
③「ライブ」の上部に表示されている丸いボタンをタップして開始
■Instagramライブの特徴・機能
・ライブ配信を開始するとフォロワーにプッシュ通知される
・フォロワー以外の人からも、ライブ配信を見てもらうことができる(プロフィールページにアクセスしてもらう必要がある)
・ライブ配信中、視聴者はコメントや「いいね」を送ることができる
Facebookライブ
Facebookは、企業ページと個人アカウントが分かれていることからも、ビジネス利用を想定して作られているといえます。実際、BtoB企業もビジネス目的で利用しています。採用説明会や、リード顧客獲得目的のウェブセミナーなどは適しているでしょう。
■ライブ配信開始方法
①Facebookページ(企業ページ)の場合:FacebookページのTOPの投稿から、「ライブ動画」を選択します。
②個人アカウントの場合:フィード画面の「投稿」から、「ライブ動画」を選択します。
③「ライブ動画を開始」をタップします。
■Facebookライブの特徴・機能
・配信する場所によって、公開範囲を限定できる。Facebookページの場合は公開、Facebookグループの場合はグループ内のメンバーのみ、個人アカウントの場合は、公開、友達のみ、などを設定できる
・ライブ配信中、視聴者はコメントや「いいね」を送ることができる
ツイキャス(Twitterライブ配信)
Twitterのプラットフォーム上で配信・閲覧できる無料動画配信サービスです。ツイキャスを通じてライブ配信をすると、Twitterにも同時に配信されます。コミュニティ形成に向いているサービスです。
■ツイキャス(Twitterライブ配信)開始方法
①アプリストアから「ツイキャス・ライブ」をダウンロードする
②Twitterアカウントでログイン
③配信設定
④「ライブ」をタップ
※スマートフォンアプリでは、ライブ配信用の「ツイキャス・ライブ」、ゲーム配信用の「ツイキャス・ゲームス」、配信を視聴するための「ツイキャス・ビュワー」の3つがあります。ライブ配信には、「ツイキャス・ライブ」をダウンロードします。
■ツイキャスの特徴・機能
・配信を公開するユーザーを選択し、限定公開に設定できる(パスワード設定ができる)
・「プレミア配信」機能を使って配信に課金ができる
SNSライブ配信の活用方法
企業のSNS活用方法をお伝えします。
商品発表
商品のPRにSNSライブ配信は有効です。衣服や化粧品など、写真の情報だけでなく、実際に人が使っている様子をみることで、ユーザーは商品についてよりよく知ることができます。またテレビショッピングのように、商品の魅力を伝えることで、その場での即売効果も期待できます。
セミナー・勉強会
オンラインセミナーをSNSライブ配信することも効果的です。ユーザーが普段SNSのフィードを見たり投稿をしたりするのと同じ動線でライブ配信を見ることができ、気軽に参加してもらうことができます。役に立つ情報を届けられれば、「また見にこよう」という動機付けにもなり、リードナーチャリングにも効果的です。
インタビュー中継
採用目的の配信として、社員インタビューを中継するのも一つの活用方法です。SNSはもともとプライベート目的で使う人が多いため、SNSでつながっている人やフォローしている組織に対して身近に感じやすく、企業の発信もややくだけた内容にしているものが多く見られます。ライブ配信の内容も、かっちりと作りこんだものもいいですが、やや粗くても、現場の生の情報であることが伝わるほうが好印象になることもあります。
SNSライブ配信を有効活用するためのポイント
SNSでライブ配信をする際のポイントをお伝えします。
ポイント1 ライブ配信のターゲットと目的を明確に
ライブ配信に限らず、発信の全てに当てはまりますが、配信するターゲットとその目的を明確にしましょう。ただリーチするユーザーを増やしたいのか、ライブ配信を見た人にどんなアクションをしてほしいのか、目的によってコンテンツの作り方や、配信時間、配信頻度等が変わります。
ポイント2 ライブ配信の告知を行う
いくら配信しても、誰も見に来なかったらせっかく準備したコンテンツも役に立ちません。SNSライブ配信なら特に、SNSでの告知を行い、ライブ配信に気づいてもらうようにしましょう。定期的に配信できる内容なら、配信する時間や曜日を固定して、フォロワーが配信を見に来やすい仕組みを作るのも効果的です。
SNSライブ配信を活用する際の注意点
最後に、SNSライブ配信を企業が活用する上での注意点をお伝えします。SNSはいい意味でも悪い意味でも情報が拡散しやすいという特徴があります。ライブ配信は生放送なので、編集できません。配信中の発言が、一歩間違えば炎上につながる危険もあります。ライブ配信の配信者になる人は、どんな内容を配信するのか、また万が一炎上等の危険がある場合の対応について考えておくと安心です。
まとめ
SNSライブ配信のツールや活用方法、注意点についてお伝えしました。特別な撮影機材がなくても、スマートフォン、PC1台あれば誰でもライブ配信を始められます。企業で活用する場合は、どんな目的で、誰をターゲットとして配信するのかを決めたうえで、うまくツールを使い分けながら配信してみてください!
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