コラム

Web動画制作の活用場所

Web動画は、インターネット上で閲覧できる動画のことです。FacebookやTwitter、Instagram等のSNS、YouTubeやTikTok等の動画メディア、ウェブサイト、メルマガと様々な場面でWeb動画を活用することができます。

Web動画の活用目的

Web動画はどのような目的で活用できるのでしょうか。

認知拡大

広告動画を配信することで認知拡大の目的で活用できます。静止画より動画のほうが目に留まりやすく、記憶に残りやすいため、見つけてもらいやすく、かつ一度の接触で強く印象に残すことができます。

ブランディング・PR

動画によって、世界観やイメージなど、抽象的な情報も表現できます。自社やサービスのブランドに対して抱いてほしい感情や、そのサービスを利用することでどんな理想の状態になれるのか、動画から伝えることができます。また前述のとおり記憶に残りやすいため、覚えてもらえるという意味でもPRになります。

企業・商品理解

テキストの5,000倍の情報を伝えられる動画は、企業や商品の理解を深めてもらう媒体としても有効です。マニュアルやサービス紹介資料も、テキストの資料より動画でデモンストレーションを見せるほうが、理解しやすく、結果問い合わせや購買促進にもつながります。

購買促進

商品の魅力を伝え、購買促進としても活用できます。洋服や食べ物、旅行、音楽など、動画によって購買意欲を高め、来店につなげたり、ECサイトでの購入を促したりすることができます。

Web動画制作のポイント

Web動画は様々な用途で活用できますが、ただ動画をつくるだけでは成果が出ません。Web動画制作で目的に合った結果を得るためのポイントについて解説します。

動画の質：動画の目的に合わせて検討する

映画館やデジタルサイネージのような大画面ではなく、手元の小さなスマートフォンやPC画面で見る動画であれば、それなりの画質で十分です。あまりに画質を追い求めると、データ容量が大きくなりインターネット環境によっては動作が重くなり、離脱の要因にもなります。また高画質の映像を制作するには、撮影機材にも予算がかかります。Web動画をどのような場面で活用したいのかによって動画の質を検討するといいでしょう。

■広告用動画ならA/Bテストができるようクイックな編集で制作
広告用動画の場合は、作って終わりではなく、いくつかのパターンをクイックに制作できる体制を整えましょう。仮説をもって2パターンの動画を同時に配信し、より多くの人に見られ、またより多くのクリック・問い合わせがある動画（つまり、パフォーマンスのよう動画）になるよう、動画の内容をチューニングしていきます。

■ブランディング・PR目的なら高品質な映像を
一方ブランディングやPRが目的なら、ある程度高品質な映像を制作しましょう。企業やサービスの第一印象を伝える動画の画像が粗くては、イメージダウンになります。またブランディング目的で共通のイメージを抱かせるためには、あまり頻繁に動画の内容を変えることは逆効果です。質が良く、ある程度の期間で活用できる動画を1本制作しましょう。

動画の長さ：掲載する媒体の性質に合わせる

動画の長さ（尺）は、どのインターネット媒体に掲載するかに合わせて検討します。Web動画は、スキップできたり、画面を切り替えたり、スクロールしたりするだけで見過ごされてしまい、テレビCMに比べユーザーの自分の意思で離脱しやすいという特性があります。そのため、いかに最初の数秒で印象付け、続きを見てもらえるかが重要になります。

■SNS動画なら特に短めに
SNS動画は、スクロール1回で次のコンテンツに移動できてしまい離脱しやすく、ユーザーが一つのフィードに掛ける時間もとても短いです。そのため10秒以内の短い動画で制作することが望ましいです。YouTubeの動画広告では、特に最初の6秒が重要。YouTubeのインストリーム広告は6秒目でスキップできてしまうため、その間で伝えるべきことを伝えるか、続きを見たくなるような内容にする必要があります。

まとめ

Web動画はもはや活用しない企業がいないほどコンテンツとして普及しています。一方、その目的を明確にして、本当に効果的に活用できている企業はまだ少ないのではないでしょうか。動画の活用目的や、ターゲットとなるユーザーを明確にして、自社にとってどのようなWeb動画活用が望ましいか、一度検討してみてください。

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