【動画の種類・用途別】動画制作のポイントを解説
動画で情報を伝えることのメリット
コロナウイルスの感染拡大に伴い、リアルでの接触が減ったことで、動画を活用する企業が増えています。プレゼンテーションの一部を動画にしたり、採用目的の会社説明会を動画にしたり、動画でサービス説明を行ったりと、その用途は様々です。動画を活用することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
1 文章の5,000倍の情報量を伝えられる
動画は文章の5,000倍の情報を伝えられるといいます。複数人が同じテキストを読んで、それぞれ異なるものをイメージすることはありますが、動画であれば、見た人全員に同じイメージを伝えることができます。
2 文書より情報を理解するためのストレスが少ない
見る人にとって、動画は楽に情報を理解できるメディアです。文章は、ユーザーが能動的に読み進め、理解しようと努めなければなりませんが、動画は受動的に情報が流れてきて、あまり苦労せずに内容を理解することができます。短い時間で伝えられる情報量が多く、映像のほうが直感的に理解やすいため、見る人にストレスなく情報を伝えることができます。
3 記憶されやすく、ブランディングになる
動画は記憶されやすいというメリットもあります。アメリカ国立訓練研究所が提唱する「ラーニングピラミッド」によると、読むことの記憶定着率が10%なのに対し、視覚・聴覚による情報は20%の記憶定着率があると述べています。動画コンテンツは記事コンテンツの2倍記憶に残りやすいということです。記憶されやすいことから、企業やサービスのブランド認知にも動画は効果があるといえます。
動画の種類・用途別の動画制作のポイント
動画は様々な用途で活用できます。動画の種類や用途別に、動画制作のポイントをお伝えします。
1 広告・プロモーション動画
企業や商品・サービスについて知ってもらうための動画です。サービスのプロモーション動画であれば、その魅力を伝え、ブランドを記憶してもらうことが重要です。プロモーションにも、媒体別に様々な種類があります。
■SNS広告用
FacebookやYouTubeなど、SNSで掲載する動画広告です。SNSの場合、ターゲティングや効果が定量的に計測しやすく、速いサイクルで改善しより費用を抑えた広告運用を行うことになります。そのため、動画も簡易な内容の動画を量産し、反応のいい動画の傾向を掴むことが重要です。
■テレビCM用
テレビCMは大きな予算をかけるプロモーションであり、かつテレビCMを放映していること自体がステータスにもなります。インターネット広告費用がテレビ広告費用を上回ったとはいえ、まだまだテレビCMの影響は強力です。テレビCMは一度つくるとある程度の期間で使われることになるため、動画も丁寧に作りこむ必要があります。企業やサービスのブランドイメージが伝わる内容を意識して制作します。
■その他:デジタルサイネージ等
ウェブ、テレビ以外にも、該当のデジタルサイネージや、電車の中のトレインチャンネル、タクシー広告など、「OOH」と呼ばれる街頭看板型の広告にも動画が用いられます。テレビCMなどの大型のCMを打つときは、人の目に触れやすい場所でいくつか同じ動画広告を流すことで、同じ動画を何度も目にすることになり、ユーザーのの記憶に残しやすくすることができます。
2 採用向け会社紹介動画
コロナウイルスの感染拡大に伴い、集合研修型のセミナーや採用説明会の開催ができなくなりました。そこで、会社説明会の代わりに、会社紹介動画を制作し、それを説明会の代用とする企業も増えました。採用説明会でも、会社説明部分は何度やっても同じ共通部分です。それを動画としてアーカイブに残すことで、視聴者にとっても、自分の都合のいいタイミングでいつでも見ることができるようになります。
会社紹介動画は、採用の特設ウェブサイトや、企業アカウントのSNSなど、ユーザーの目に触れやすい場所に置き、いつでも再生できるようにするといいでしょう。
また、毎回同じ内容の会社紹介動画と、質疑応答など双方向のコミュニケーションがあるライブ配信を組み合わせて会社説明会を行うことも効果的です。
3 マニュアル・研修動画
仕事もリモートになり、研修や業務のマニュアルの動画化も進んでいます。教科書的に、繰り返し学ぶ学習コンテンツについては動画にすることで、研修にかけるコストも削減することができます。マニュアルや研修動画は、短い動画コンテンツを、本のように目次ごとに整理すると、辞書のように必要な場面で参照する使い方ができ、ユーザーにとっても役にたつコンテンツになります。
まとめ
リモート環境で働くことが増え、マーケティング、営業、採用、教育と様々な場面で動画の重要性が増しています。うまく動画を取り入れて、会社の活動をアップデートしてみませんか。
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