オンラインセミナー(ウェビナー)の成功につながるライブ配信のノウハウ

1.ライブ配信とは?

ライブ配信とは、インターネット環境を用いて動画・音声を配信することです。ライブ配信によるセミナー開催のことを、ウェブ+セミナーから「ウェビナー」と呼ぶこともあります。

2.ライブ配信3つの配信形式

ライブ配信は、大きく分けて次の3つの配信形式があります。ライブ配信の参加者とどのようなコミュニケーションを設計するかによって使い分けます。

①リアルタイム配信
生配信による動画・音声配信です。リアルタイム性を生かして、参加者にアンケートをとったり、チャットで即時コミュニケーションをとりながらインタラクティブな設計ができることがメリットです。登壇者への質疑応答や、参加者同士のワークショップが含まれるセミナーに適しています。

②アーカイブ配信
収録した動画を配信する形式です。参加者が自分の都合のいいタイミングで何度も視聴することができ、配信当日のトラブルがないことがメリットです。研修など同じ内容を複数回視聴する可能性があるコンテンツの配信に向いています。

③リアルタイム&アーカイブ配信
生配信と録画のハイブリッドによる配信です。カンファレンスなどで、プレゼンテーション部分のみ録画、質疑応答の部分はリアルタイム配信にするなど、参加者とのコミュニケーション形式に合わせて組み合わせた配信方法です。

3.ライブ配信でオンラインセミナーを行うメリット3つ

メリット①:手間や費用を大幅に削減できる
リアル会場で開催する場合、会場の予約、設営、撤収とセミナー開催に手間がかかるだけでなく、会場の使用料、登壇者の交通費、飲食代等のコストもかかります。オンラインセミナーになることでこれらの手間と費用を大幅に削減することができます。

メリット②:上限なく集客できる
オフラインセミナーでは会場のキャパシティから集客できる人数に上限があったところ、オンラインになることでほぼ無制限に視聴者を集客できるようになります。

メリット③:地理的制約なしにアプローチできる
従来のセミナーでは会場の近くにいる人にしかアプローチできなかったところ、オンラインライブ配信では地方や海外など地理的な制約がある地域の顧客層にも情報を届けることができます。場所を問わず参加者を集客できるため、これまでにアプローチできなかった層に対する新規開拓にも有効です。

4.目的別配信ツールの選び方

ライブ配信を行うにはどのようなツールを選ぶとよいでしょうか。大きくは、コミュニケーションのタイプが双方向型か、一方通行型で分類できます。

①双方向型の場合
参加者同士や参加者・登壇者でコミュニケーションが発生する場合、Zoomなどオンライン会議システムを利用するのがベターです。特にオンラインセミナー配信に関して、Zoomにウェビナー機能が搭載されており、配信中にリアルタイムでアンケートの集計を行ったり、Q&Aをチャットで行ったりすることができます。

②一方通行型の場合
登壇者が一方的に配信し視聴者が発言しない場合は、YouTube Liveなどのライブ配信ツールを利用します。YouTube Liveはテレビ番組のような質の高い配信を行うことができます。ただ一方通行型の配信の場合は、参加者が離脱しやすく、視聴者を飽きさせないコンテンツの作りこみが双方向型の配信より重要になります。

5.ライブ配信導入における3つの注意点

ライブ配信を初めて導入する企業が注意するべき3つのポイントを説明します。

①コンテンツの機密性への配慮
生配信を行う際は、機密情報に細心の注意を払った配信が必要です。Zoomを使ったライブ配信を行う際、普段つかっているパソコンのデスクトップ画面が投影されても問題がないか、ツール自体のセキュリティ強度は担保されているか、配信する情報によって配慮が必要です。またライブ配信は視聴者がどこで見ているか分からないリスクもあり、画面に映った情報を盗撮される恐れもあるため、配信する情報の機密性には細心の注意が必要です。

②主催者側のインターネット・音響環境
ライブ配信主催者側の配信環境を整えておきましょう。安定したインターネット接続があり配信が途切れない環境や、ノイズが入らない静かな場所を確保しましょう。

③閲覧側の受信環境
双方向型のセミナーの場合、参加者のインターネット環境にも配慮しましょう。接続がとぎれてしまったときのフォロー体制の整備や、万が一接続が回復しなかった際のアーカイブ動画の提供など、参加者に配慮した運用を整えましょう。

6.まとめ

ライブ配信はオフラインイベントと比較して手軽に開催でき、コロナ後の新しい営業・マーケティング手法として確立しつつあります。しかし、配信設備や当日の運用フローなど、初めて取り組むときは不安が大きいものです。また自宅やオフィスのパソコンから配信するとどうしても画質が低く完成度に不安が残ります。

SKYTOPではライブ配信の準備、配信コンテンツのプロデュースから当日の撮影、運営までワンストップでサポートを行っています。企業PRや採用目的など、クオリティを担保したライブ配信を行いたいという企業様、ぜひご相談ください。

ライブ配信のご提案

無料お見積り・お問い合わせはこちら